最近、おもうこと

50歳から始めた”さをり織” 「自分自身を織り上げる」という創始者・城みさをさんのことばに惹かれました。

定年後の第二の人生、2016年7月に「姉妹塾 SAORIKO-UKO」 を和光市で開所しました。

大好きな”さをり織”を、多くの人に伝えて一緒に楽しみたいと思っています。

もうひとつのチャレンジは、10年間続けているネパールの貧しい家庭の子ども達の就学支援、この活動をもっと広げるために、

2017年4月に「ネパール子ども基金・里親の会」のブログを立上げたことです。

里子が自分自身の将来を切り開くために、私たちのボランティア活動が少しでもお手伝いができればと考えています。

そしてこの「SAORIKO日記」を再開しました。

2016-05-15

ネパールの里子を訪ねて



現役時代の2008年、職場の仲間達と「ネパール子ども基金」を立ち上げました。世界有数の貧困国ネパールの貧しい家庭の子ども達たちの里親になり就学を支援する活動です。
ここ数年は毎年スタディツアーを実施し、現地のNGO「HEE・NEP」と一緒に里子の住む山岳地帯のチョーバス村へ、文房具、制服、リュック、靴などを届けに行っています。首都カトマンズからジープで片道5~6時間かけてデコボコの山道を土埃にまみれて登っていくのです。

ネパールは昨年4月の大地震で世界遺産もいくつか被害を受けました。里子の家も壊れたり、ひびが入ったりで住めない為に家畜小屋で生活し、家畜が母屋で暮らしています。
そのような試練の中で9月に念願の新憲法が発布されました。ところがインド国境地帯の人々からクレームがつき、それを理由にインドが国境を封鎖してガソリン、ガスの流通をストップさせました。エネルギー不足で人々は車での移動が困難になり、薪で食事を作る生活を半年間余儀なくされていました。それでもしたたかに忍耐強くネパール人は生活しています。

今回は息子がボランティアで長期滞在していた関係で、私は冷蔵庫なし、洗濯機なし、テレビなしで、一日の半分は停電というカトマンズの生活を四月の1カ月間体験してきました。
里子の村へは日帰りの強行軍。4輪駆動車でなかった為にエンスト。私以外の男性5人は降りて歩いて山を登り、やっと学校へ到着しました。大幅な遅刻でしたが、里子達が教室から机を運んで会場を作ってくれました。


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