友人である藤原さんが関わる「連帯・共同21」の主催するシンポジウムに参加しました。1月28日午後6時、参議院議員会館・講堂の参加者は170名。司会は主催団体の共同代表で、「九条の会」事務局長の東大教授・小森陽一さん。
パネラーの「明日の自由を守る若手弁護士の会(あすわか)」の共同代表・黒澤いつきさんは、自民党の憲法草案が出た2013年、最大の危惧をもって「あすわか」を立上げたと言います。フェイスブックやブログなどSNSで発信活動を行い、「知識という武器をもって、自分の頭で考える主権者になろう」と、今までの学習会とは異なる「憲法カフェ」活動を進め、全国に大きく広まっています。
私もママ友4人で昨年8月に「憲法カフェin和光」を呼びかけました。市内在住のあすわかの弁護士・長谷川悠美さんに講師を依頼し、3月12日(土)午後1時半から本町コミセンで第3回「憲法カフェ」を開催予定です。
「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」の呼びかけ人の一人である上智大教授・中野晃一さんは、2014年12月に「総がかり行動実行委員会」が出来たことが大きかった。「シールズ」「ママの会」「学者の会」の活動も継続している。
学者たちは自分たちが教えたかった若者たちが現れたことで、大はしゃぎをしていると自身も嬉しそうに穏健保守層と共に野党は共闘して、参議院選挙に臨もうと話された。
「シールズ琉球」の元山仁士郎君は国際キリスト教大学の学生で普天間高校の出身。昨年は辺野古に支援に行き、今年は宜野湾市長選挙を体験したそうだ。
シムラ候補の出馬表明が遅れ、オール沖縄・革新基礎票に加えるプラスαを、相手陣営から切り崩すことが出来なかった。現職候補は経済政策、企業側の応援を得て、基地と生活を共にする20代の若者から票を集めた。普天間基地を一刻も早くなくし、辺野古新基地を作らせない運動を広めたいと訴えた。
小森陽一さんは、組織された人でない広がりの中でSNSの果たす役割は大きかった。国会前では自然発生的に「野党は頑張れ!」「野党は共闘!」と声が上がった。運動の広がりの分岐点は、何と言っても6月4日の国会での憲法学者3人の「安保法制は違憲」発言だった。保守・革新の枠組みからフリーになり立憲主義を取り戻そうと結ばれた。
色々な視点からの発言を聞き、一致できる人々の輪を1回りも2回りも広げることが重要と痛感したシンポでした。
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