「STOP!秘密保護法11.21大集会」が日比谷野外音楽堂で開催された日、私は「行動するのは今でしょ!」と自分に言い聞かせながらも、一人少々心細い思いで霞ヶ関駅に降り立ちました。ツィッターでは「1万人の参加者で会場閉鎖、日比谷図書館側で待機ください」とのアップが続いています。改札口を出ると思いがけず元職場の同僚から声を掛けられ、幸運にも再入場の彼と共に警備員の了解を得て会場へ。日比谷野外音楽堂周辺を幾重にも取り巻く人の波、会場はびっしり詰まった参加者の熱気に包まれ、壇上では「廃案に追い込むまで頑張ろう!」と落合恵子さんが発言。集会後、銀座コースと国会コースに別れデモ行進。参院請願窓口では共産党仁比議員から力強い挨拶がありました。
毎日新聞の世論調査では、秘密保護法に反対が59%、賛成29%、慎重審議が75%。修正に値しない法案内容と不十分な審議を批判する記事が連日新聞報道される中、福島県の公聴会では7人の公述人から、「原発情報が隠されるのではないか」の懸念や反対意見が出されたにも関わらず、なんと翌26日には秘密保護法は衆院を通過しました。
12月5日早朝、参院では二人の委員長(民主党)が解任される前代未聞の事態。私は国民の1人として反対の意思を国会に伝えなければ悔いが残ると考え、仲間と2人で国会正門前交差点に駆けつけました。太鼓、タンバリンを持った若者達のリードで、「秘密保護法絶対廃案!」「未来の世界に戦争いらない!」と寒さの中を夜10時まで足踏みしながら声を張り上げました。この国会を包囲した人々の行動を石破幹事長はテロと呼んだのです。
会期末の翌6日、再度野外音楽堂に集まった15,000人の人々は、毎週金曜日に行われる反原発国会行動の人たちと合流し国会を包囲しました。しかし国民の声を無視し、参院本会議では「聴取不能」と議事録もない茶番劇の中で、秘密保護法は強行採決されたのでした。
この強行採決に、学者・研究者、ジャーナリスト、法曹界、演劇・映画人、宗教者、作家・出版界、労働組合、女性団体などから抗議声明が相次ぎました。週明けの世論調査では安倍内閣の支持率は10ポイント以上下落しました。秘密保護法は成立しても施行させない。撤廃に向けてさらに声をあげ、孫子の代に「戦争をする国」にならぬように、ばあちゃんは行動していきたいと思っています。
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