こまつ座誕生29年目の今年、井上ひさし24歳の時の作品「うかうか三十、ちょろちょろ四十」が上演されました。
昨年、「井上ひさし生誕77フェスティバル2012」で、彼の作品を堪能しましたが、これは幻のデビュー作品だそうです。
四谷の出版社の倉庫番をしながら、脚本の懸賞募集に応募し続け、文部省芸術祭脚本奨励賞を獲得したのがこの作品でした。
いつもの長丁場の井上作品とは違い、笑っているうちに幕、会場を出て時計を見ると1時間半弱という短い作品でした。
プログラムで執筆当時の写真を見ると、若い!
演出は井上作品ではおなじみの鵜山仁。
舞台は同じ場面で、プロローグ、9年後の出来ごと、そのまた9年後のエピローグと3場設定。
いつものお国ことばとブラックユーモアに、若くともまさに井上ひさしの感がありました。
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