「栄光」、薔薇の花の名前にはあまり似つかわしくない気がします。
蕾は黄色なのに、咲くに従い外側から鮮やかな赤色に染まっていきます。
昼間、蜂がさかんに蜜を集めていました。
花粉の中を転げまわっているように見えるのです。
夕方になっても、その花の艶やかさは衰えず、凛と咲き誇っていました。
今日、観劇した映画にふさわしい花と言えます。
「ライバル伝説」 光と影 以前TBSテレビで放映されたものの劇場版です。
禁断の巨人エース争いは、江川卓☓西本聖
意にそわぬドラフト指名を断り米国へ渡り、空白の1日で巨人入りした怪物・江川卓
ドラフト外で入団した雑草のような存在の西本聖
巨人エースの座をめぐる競争は、ブルペンでの意地の張り合いとなり300球の投げ合いに発展
投手に与えられる栄誉のカップを総なめにした江川
ただ1つ沢村賞を西村にさらわれた江川は、「人間性も選考基準か!」と吠える
西武との日本シリーズの最終試合の先発投手だった西村が、その直前試合でリリーフ指名
江川の驚きと絶望、あの時俺が投げていれば勝てた!
結局、西村の後に江川に代わるが、西武に逆転負け、その年の日本シリーズは敗者となる
我が家の男性陣は西武ファンだったので、日本シリーズの西武優勝に目を奪われ、巨人軍の二人のライバルの葛藤は全然記憶にないのでした。
女子マラソン代表争い 有森裕子☓松野明美
当時、人気と実力を持つ松野から、その存在すら気にとめられていなかった有森裕子
夏の世界選手権で日本新の記録を出し、彗星のごとく現れライバルとなる
10000mからマラソンに転向した松野明美は、大阪国際マラソンで有森の日本新を塗り替える
バルセロナ五輪代表発表前日、松野は記者会見で「代表に選んでください」と訴える
しかし、バルセロナへのキップを手にしたのは有森裕子だった
銀メダルを獲得した有森に、「私なら金メダルが獲れた」と、松野明美は涙する
有名な有森の言葉「自分を褒めてあげたい」は記憶あるのですが、オリンピック以後
一度も言葉を交わさなかったという2人のアスリートの心の戦いは知りませんでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿