高校生に戻った気持ちで物理の授業を受けてきました。
革新懇の記念講演で、県立上尾橘高校教師・畑井喜四郎さんの「放射能にどう立ち向かうのか」
のお話です。
放射線に対する自己判断:電卓を片手に計算しましょう
年間被曝線量の計算 : [1時間あたりμSV] ☓24時間☓365日÷1000
例1 事故当時の原子力保安院西山審議官の発言を計算してみよう
「モニタリングポストの20μSV/時は、ICRP(国際放射線防護委員会)の定める1年間被曝線量限度1mSVの1/50である。」
1mSV=1000μSV であるから 20/1000=1/50 という計算はうそではない。
20μSV/時から年間被曝線量を計算すると、20☓24☓365÷1000=175.2mSV
1年間の被曝線量限度の175.2倍である。
例2 当時の枝野防衛庁長官の発言を計算してみよう
「3/16のいわき市では終日2μSVであった。この値は胸部X線(0.05mSV)の1/25であるから、ただちに健康を害するものではない」
2μSV=0.002mSV 0.002/0.05=2/50=1/25
1日の被曝線量=2☓24=48μSV=0.048mSV これは、胸部☓線1回分に相当する。
2μSV/時から年間被曝線量を計算すると、2☓24☓365÷1000=19.71mSV
1年間の被曝線量限度の19.71倍である。
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