最近、おもうこと

50歳から始めた”さをり織” 「自分自身を織り上げる」という創始者・城みさをさんのことばに惹かれました。

定年後の第二の人生、2016年7月に「姉妹塾 SAORIKO-UKO」 を和光市で開所しました。

大好きな”さをり織”を、多くの人に伝えて一緒に楽しみたいと思っています。

もうひとつのチャレンジは、10年間続けているネパールの貧しい家庭の子ども達の就学支援、この活動をもっと広げるために、

2017年4月に「ネパール子ども基金・里親の会」のブログを立上げたことです。

里子が自分自身の将来を切り開くために、私たちのボランティア活動が少しでもお手伝いができればと考えています。

そしてこの「SAORIKO日記」を再開しました。

2011-12-29

「資本論講座」いよいよスタート

年明け早々1月8日(日)の午後から、「資本論講座」が始まります。
マルクスは資本論第1版の序文で
「なにごとも初めが困難だということは、どの科学の場合にも言えることである。
それゆえ、第1章、ことに商品の分析を含む節の理解は、最大の困難となるであろう。」
と述べています。心してかからなければいけません。

メタボ親父のグータラ日記」を覗くと、第1章・第1節 「商品の二つの要因 使用価値と価値」
のレジュメ続編がアップされていました。さすが!です。
親父さんは大月書店版で説明していますので、黄色く変色したハードカバーを取りだしてみました。
P48 余白には、40年前のメモが書き込んであります。
「物が人間に与える役割を人間が発見し、欲望を満たすために使う時、はじめて使用価値になる。」

親父さんのブログでは、
「NHKで放送したグレート・サミッツ「ヨセミテの大岩壁に挑戦」をHDDに録画し視聴しましたが、
これこそまさにそれです。」
と、使用価値を解説しています。

P55 10行目
「ある物は、価値でなくとも、使用価値であることがありうる。
それは、人間にとってのその物の効用が労働よって媒介されていない場合である。
たとえば空気や処女地や自然の草原や野生の樹木などがそれである。」

「さをり織という手芸があるそうです。それを趣味にしている方がいらっしゃいます。
自分の欲望を満足させるだけでなく、他の人にあげることもあるでしょう。
他の人の満足のためとは言え、これも商品ではないですね。
このパラグラフで重要なのは次です。」

P55 13行目
「商品を生産するためには、彼は使用価値を生産するだけでなく、他人のための使用価値、
社会的使用価値を生産しなければならない。」

ところで、さをり織の服を展示即売会で販売したらどうなるのでしょう?

1 件のコメント:

  1. 神戸女学院大学を昨年退職した教授がいらっしゃいます。この方「反代々木系」。同大学の「代々木系」の石川康宏教授との往復書簡集「若者よ、マルクスを読もう」の共著者です。この方のブログは切り口が面白く、そしてわかりやすい。新自由主義が保証していたトリクル・ダウンは嘘だと言いつつ、落語の「百年目」を引用していました。そこで「百年目」を検索したところ、素敵なHPに出会いました。ここです。http://ginjo.fc2web.com/69hyakunenme/100nenme.htm
    ネットでつながる楽しさを感じています。

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