新藤兼人監督作品 「一枚のハガキ」 ”生きているかぎり 生きぬきたい”

「今日はお祭りですが　

あなたがいらっしゃらないので　

何の風情もありません。　友子」

大竹しのぶが、また好きになりました。

上官のくじで、夫をフィリッピンに向かう海上で亡くし、舅から
乞われ夫の弟との再婚したのもつかの間、弟は戦死。
舅と姑が相次いで亡くなり、古い家と共にたった一人で残される
嫁の友子。

自分の書いた一枚のハガキを持って現れた夫の戦友と、
力強く生き抜いていく。

「新藤組」と言われる過去の作品に参加したキャストが勢揃い。
99歳の監督最後？の作品からのメッセージ。

戦争がすべてを奪った。
　　　　　　　　　　　　　　　戦争が人生を狂わせた。　　　　　
　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それでも命がある限り、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　人は強く生きていく。

埼玉映画文化協会主催・埼玉会館小ホールで上映された「一枚のハガキ」を次男と一緒に観てきました。
小雨の中、バスが大幅に遅れ、最初の15分を見損ねたのが残念！


PS
ideちゃんからクールクロスの帽子が届いたと電話がありました。
帽子大好き人間の彼女は、帽子の色に合わせてコーディネイトしてお出かけすると、とても喜んでくれました。