最近、おもうこと

50歳から始めた”さをり織” 「自分自身を織り上げる」という創始者・城みさをさんのことばに惹かれました。

定年後の第二の人生、2016年7月に「姉妹塾 SAORIKO-UKO」 を和光市で開所しました。

大好きな”さをり織”を、多くの人に伝えて一緒に楽しみたいと思っています。

もうひとつのチャレンジは、10年間続けているネパールの貧しい家庭の子ども達の就学支援、この活動をもっと広げるために、

2017年4月に「ネパール子ども基金・里親の会」のブログを立上げたことです。

里子が自分自身の将来を切り開くために、私たちのボランティア活動が少しでもお手伝いができればと考えています。

そしてこの「SAORIKO日記」を再開しました。

2011-09-25

「運命の人」 控訴審の判決 9.29

昨日の毎日新聞の朝刊に、「市民報告書に見る 『積み増し問題』 沖縄密約開示訴訟・29日控訴審判決」
という記事が掲載されました。
29日に判決が言い渡される東京高裁に、今春「市民による沖縄密約調査報告書」が提出されているのです。
記事は、政府がアメリカの要求をのんで2000万ドルを積み増しした経緯を、専門家による報告書が浮き彫り
にしているとし、その報告書をまとめた原告調査団の代表・澤地久枝さんも紹介しています。

2年前、山崎豊子の「運命の人」 重たい単行本4冊を買い込み夢中で読みふけりました。
この本の題材は、1972年の「外務省機密漏洩事件」です。
主人公の毎日新聞社・西山太一記者が、沖縄返還にからみ日米間で取り交わされた密約を糾弾したことで
逮捕され、「取材方法のモラルを欠いた」という事件の本筋ではなく、最高裁で有罪が確定した事件です。

山崎豊子自身も若い頃は毎日新聞社に勤めており、西山記者や担当の大野弁護士からの取材をもとに
書きあげた大作です。
単行本発行から2年で文庫本になっているのは、作者本人が 「より多くの人に読んでほしい」 と働きかけた
結果と言います。

まさに、私が「運命の人」を友人Kさんに貸している最中、元アメリカ局長が密約の存在を認め、この著書が
歴史の歯車の1つとして動き出した感があり、興奮したことを思い出します。
続いて「沖縄密約開示訴訟」の第一審では全面勝訴、西山記者でなくともほほをつねりたくなります。
29日の控訴審の行方を見極めたいと思います。

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