JICAの開発パートナー事業(2002年~2005年)の一環として、タイの北部チェンマイにSAORIクリエイティブセンターが2002年10月にオープンしました。
障害者にさをり織の技術を紹介し、創造活動によって自発性、自立性を促すプログラムです。
これは、SAORIの自由な織物活動を通し、障害者やその家族の社会参加活動に寄与する目的で、1982年に設立された「さをりひろば」の活動の一つです。
SAORIクリエイティブセンターでは、知的障害者がさをりを織り、身体障害者が仕立てるという試みや、障害者の「親の会」が制作した作品の市場調査をするなどの活動をしています。
アジア太平洋障害者10年の行動計画の中でのSAORIの活動の成果から、バンコクの国連ESCAP(アジア太平洋経済社会委員会)の建物にさをりの作品を展示させてもらうことができました。
チェンマイの大学総合医学部からは、タイの養護学校を卒業した知的障害児の自立生活の可能性を研究するという話もあります。
2003年には、少数民族の支援として、山岳民族の技術を活用した商品開発、製品の販路開拓、社会的弱者の現金収入の拡大支援も行われています。
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