最近、おもうこと

50歳から始めた”さをり織” 「自分自身を織り上げる」という創始者・城みさをさんのことばに惹かれました。

定年後の第二の人生、2016年7月に「姉妹塾 SAORIKO-UKO」 を和光市で開所しました。

大好きな”さをり織”を、多くの人に伝えて一緒に楽しみたいと思っています。

もうひとつのチャレンジは、10年間続けているネパールの貧しい家庭の子ども達の就学支援、この活動をもっと広げるために、

2017年4月に「ネパール子ども基金・里親の会」のブログを立上げたことです。

里子が自分自身の将来を切り開くために、私たちのボランティア活動が少しでもお手伝いができればと考えています。

そしてこの「SAORIKO日記」を再開しました。

2011-05-08

特別展 写楽

写楽展カタログ

高校時代の友人2人と、東京都国立博物館の「写楽展」に行ってきました。鑑賞後はお決まりのコースで韻松亭での昼食。
先日の、山種美術館「ボストン美術館展」に続いて、浮世絵づいています。

当時の絵師の中でも、その才能を高く評価され、また10カ月で消えていった謎の人物としても有名な写楽です。
展覧会では、寛政6年(1794年)歌舞伎役者の大首絵28点を一挙に発表して、花々しいデビューを飾った写楽の、活動期間を以下の4期に分けて紹介しています。

<第1期>5月(都座、河原崎座、桐座)の黒雲母摺り大首絵。
<第2期>7月(都座)8月(河原崎座、桐座)の全身像。
<第3期>11月(河原崎座、都座、桐座)、閏11月(都座、桐座)の細版全身像に背景や小道具が描かれる。
<第4期>1795年正月(都座、桐座)の新春狂言の役者絵。

展示は、写楽以前の役者絵の紹介、写楽を世に出した版屋・蔦屋重三郎の活動、同じ歌舞伎役者を描いた他の絵師作品との比較など、多面的な趣向を凝らしていました。

タイムリーなことに、この日の夜、NHKスペシャル「天才絵師の正体を追う」が放映されました。
この番組は、2008年ギリシャで発見された写楽の肉筆画から、写楽は誰であったか、その正体を探るものです。
ギリシャ国立コルフ・アジア美術館に所蔵される肉筆画「四代目松本幸四郎の加古川本蔵と松本米三郎の小浪」(1795年)を調査し、その作品タッチから他の絵師説を否定しました。
蔦屋との繋がりも含めて可能性のある実在の人物・斎藤十郎兵衛という能役者を写楽の正体としています。

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