最近、おもうこと

50歳から始めた”さをり織” 「自分自身を織り上げる」という創始者・城みさをさんのことばに惹かれました。

定年後の第二の人生、2016年7月に「姉妹塾 SAORIKO-UKO」 を和光市で開所しました。

大好きな”さをり織”を、多くの人に伝えて一緒に楽しみたいと思っています。

もうひとつのチャレンジは、10年間続けているネパールの貧しい家庭の子ども達の就学支援、この活動をもっと広げるために、

2017年4月に「ネパール子ども基金・里親の会」のブログを立上げたことです。

里子が自分自身の将来を切り開くために、私たちのボランティア活動が少しでもお手伝いができればと考えています。

そしてこの「SAORIKO日記」を再開しました。

2011-04-24

群虎図(水呑の虎)  南禅寺

今回の京都お花見旅行で訪れた南禅寺。底冷えのする廊下を渡り「虎の間」へ、狩野探幽の筆なる「水呑の虎」。
その襖絵の色紙を定年退職記念に自分へのお土産に買いました。
旅先での思い出に絵や小物を買い、部屋を飾るのが私流です。
虎年の私は、昨年は干支の虎の木彫りを旅先で手に入れました。今回の色紙は私の雛飾の屏風代わりです。
ちなみにこの雛人形は笠間焼です。
何年も昔のことになりますが、会のグリーンライフ発祥の地、笠間の里へ中年組で訪れた時に購入しました。
雛人形は3月3日を過ぎて飾っておくと、お嫁に行けなくなると嫌いますが、お年頃の私は一年中飾っています。
大震災では笠間の里は窯や作品が壊れ、多大な損害を受けたそうで、大好きな笠間焼にエールを送ります。
以前の尾形光琳の「紅白梅図屏風」に代わり、当分は狩野探幽の「水呑の虎」の衝立を屏風にしたいと思います。
雛人形の下に敷いている金毛せん?は、笠間焼のイメージに合わせて私の織ったSAORI織です。
旅の最終日に二条城を訪れましたが、こちらにも探幽の襖絵がありました。
今、内田康夫の浅見光彦「しまなみ幻想」を読んでいますが、偶然にも狩野探幽の襖絵の話が出てきました。












---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
重要文化財 襖絵  狩野探幽筆
南禅寺・大方丈に接続する建物を小方丈と呼んでいるが、そのうちの連続した三部屋が虎の間である。
名の通り、三部屋を通じて大部分が竹林と豹虎を描き、盛んな装飾意欲を誇示して有名である。
総数十三匹の豹虎は、狷介に単独で咆哮するもの、竹林にひそんで耽々と虎視するもの、あたりに注意を払いながら水を呑むもの、睦み合い戯れ走るものなど、さまざまな虎の生態を描いて変化に富む。
なかでももっとも知られているのは襖四面の、通称「水呑の虎」である。
竹林から現れた二匹の猛虎の一匹が、渓流に面を近づけて水を呑む図であって、竹林の緑、岩の墨と褐色、虎の黄と墨の縞、水流の青などの強い対比のなかに、真っ赤な舌が鮮やかな焦点を結んでいる。
---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

0 件のコメント:

コメントを投稿