最近、おもうこと

50歳から始めた”さをり織” 「自分自身を織り上げる」という創始者・城みさをさんのことばに惹かれました。

定年後の第二の人生、2016年7月に「姉妹塾 SAORIKO-UKO」 を和光市で開所しました。

大好きな”さをり織”を、多くの人に伝えて一緒に楽しみたいと思っています。

もうひとつのチャレンジは、10年間続けているネパールの貧しい家庭の子ども達の就学支援、この活動をもっと広げるために、

2017年4月に「ネパール子ども基金・里親の会」のブログを立上げたことです。

里子が自分自身の将来を切り開くために、私たちのボランティア活動が少しでもお手伝いができればと考えています。

そしてこの「SAORIKO日記」を再開しました。

2011-04-22

中国引き揚げ65周年記念企画 「漫画展」

「漫画展 中国からの引き揚げ~少年たちの記憶」が日本中国友好協会さいたま支部の主催で開催されています。
1945年8月9日ソ連参戦。敗戦後も戦闘が続き、日本兵士や民間人60万人以上がシベリアに抑留されました。
満州からの在留日本人の引き揚げはソ連軍が撤退した1946年5月から始まり、漫画展に参加した漫画家は、その引き揚げ体験者です。
<漫画家>
森田拳次、ちばてつや、赤塚不二夫、バロン吉元、古谷三敏、上田トシコ、横山孝雄、北見けんいち、林静一、
高井研一郎、山内ジョージ、山口太一

埼玉会館第2展示場 4/21~4/24
----------------------------------------------------------------------
いまでも「しっかり手を握って、放してはだめよ」という母の声が耳に残っています。
私は7歳で瀋陽から帰ってきました。
長春、ハルピン、大連、営口、北京、上海などから子どもの頃日本に引き揚げてきた漫画家たちが、引き揚げの記憶を漫画に描いたのは、忘れないため、二度と繰り返さないため、若い人びとに伝えたいためでした。
描きあげたこれらの作品が今回、日本中国友好協会の手で、全国で展示されることには嬉しいことです。
この漫画展が全国の親子、兄弟姉妹、夫婦、友人、未知の者同士が、戦争と平和について、引き揚げについて、語り合うきっかけになれば幸いです。<森田拳次>
-----------------------------------------------------------------------
漫画は一目でわかります。
ユーモアと辛辣な風刺、記録の芸術です。
漫画家になった引き揚げっ子たちが、やむにやまれぬ思いでその記憶を漫画に描きました。
その作品がここに並びます。全国を巡回します。
つらいこと、食べること、きびしいこと、楽しい思い出、こわい思い出、引き揚げの瞬間、がここにあります。
中国の大地で育ち、そこに生きた感謝と、生き抜いた喜びがありました。そして帰国を果たせずその大地に眠っている人びとの魂がここに描き込められています。
この引き揚げ漫画を全国の人びとに広げたいのです。
過去を知り、現実を見つめ、未来を考え、日本と中国と平和のために、この「生命」の漫画展を成功させたいものです。 <石子順>
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
PS
九州の義母から、アメリカの妹さんから贈られてきたというチョコレートが届きました。
90歳になる義母は、2月末に長女を亡くし49日を済ませたところですが、1人で市営住宅で頑張って暮らしています。
彼女も、満鉄の職員となった義父と共に長女を抱え満州に渡り、あちらで次女を生み、義父がシベリアに抑留されたため、敗戦1年後に2人の幼子を連れて博多港に着いた引き揚げ者です。
お礼の電話をすると、「旅行中ではないかしらと迷ったのよ」と言われました。鋭い!京都旅行中でした。
「いつも長電話になって悪いわね」と言いながら、案の定1時間ぐらいおしゃべりをしました。
「私が生きていたら、もう一度ぐらい会いたいわね、東京は遠いけど京都位なら行けるかも」と。

0 件のコメント:

コメントを投稿