数年前、共済のOさんから2006年『共済と保険』に連載された臼井治男氏の「定年退職準備講座」を紹介されました。
セカンドライフを前に、非常に興味深い文章だったことを覚えていますが、今、改めて読み返すとさらに感慨深いと言うか、胸に堪えるものとなっています。以下に、連載の第1回目の印象に残った文章をご紹介します。
「定年後の自分は、あくまで現在の自分の延長線上にあり、現在の自分の姿を反映している。」
「物事は、進歩⇒停滞⇒退化 というプロセスにより推移する。人間については、進歩の後に来るのは退化であり、停滞という現状維持の状態は永くない。」
「人間は、やるべきことがなくなると、その精神状態は不安定になると言われている。」
「やることがないということは、自分が成長していく何物とも無関係な生活に陥ってしまうということだ。」
「会社に定年があっても、人生に定年などないのであり、それを思うと、最後まで発展途上人間として成長し続ける気持ちが大切だ。定年後の人生こそが、本当の自分が問われているのである。」
「人間は、暇だから趣味をするのではなく、忙しいからこそ趣味を必要とし、それによって活性化していくというのが正解なのである。」
「定年退職後にやるべきことが「趣味」というレベルではなく、趣味どころか、各人がライフワークとも言うべき、強固なものを持つことが必要である。」
むむ…!
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